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不朽の名作「ギルバート・グレイプ」監督ピーター・ヘッジズ最新作

映画ベン・イズ・バック評価あらすじ&ジュリア・ロバーツら豪華キャストに大注目

映画ベン・イズ・バック評価あらすじ&ジュリア・ロバーツら豪華キャストに大注目

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アリシア
なにやら家族ドラマの定石を覆すと話題のようです!
むーたん
アメリカの社会問題に一石投じる作品だね。

才能あり過ぎヘッジズ親子が大女優ジュリア・ロバーツと挑む新しい家族映画「ベン・イズ・バック」が約半年遅れで日本上陸!予告編では、ニューヨークで撮影が行われたとは思えない”重々しい雰囲気”に誰もが息を呑むこと間違いなし。この家族に降りかかるのは幸か不幸か…?

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映画「ベン・イズ・バック」概要・基本情報

映画「ベン・イズ・バック」出典:(C)2018- BBP WEST BIB, LLC / ベン・イズ・バック(より引用)

映画「ベン・イズ・バック」は、薬物依存症の息子を持つ母親とその家族の物語を描いたドラマ作品。主演にはアメリカの大物女優・ジュリア・ロバーツを抜擢。その圧倒的な存在感で “キャリアの頂点”と評されました。(2018年トロント国際映画祭正式出品)

【あらすじ】クリスマスイブの朝、ホリーが目をやった先には、ここには“居ない筈”の息子の姿が。息子を迎え入れるホリーだったが、反する周囲は疑惑の目を向けていた…

作品名 ベン・イズ・バック
公開年月 2019年5月24日
監督 ピーター・ヘッジズ
制作 ピーター・ヘッジズ / ニーナ・ジェイコブソン / テディ・シュワルツマン / ブラッド・シンプソン
製作総指揮

ジェーン・ネルリンガー・エヴァンズ / マイカ・グリーン / ダン・フリードキン / ミッキー・リデル / ピート・シレイモン / ダニエル・スタインマン / ベン・スティルマン / ビーヴァン・トーマス

脚本 ピーター・ヘッジズ
出演者 ジュリア・ロバーツ / ルーカス・ヘッジズ / キャスリン・ニュートン / アレクサンドラ・パーク
音楽 ディコン・ハインクリフェ
製作会社 30ウェスト / ブラック・ベアー・ピクチャーズ / カラー・フォース
配給 東和ピクチャーズ

予告を観た感想と軽く考察。冬の寒空の下、彼らに救いはあるのだろうか…

あの、映画「プリティ・ウーマン」で一躍有名となったジュリア・ロバーツさんが主演!という時点で、演技に関しては期待値大。さらに第48回トロント国際映画祭に出品された事もあり、日本上陸以前に良作の匂いがプンプンしていた本作。

寒々とした景色中の“出会い”と“語り”から始まった予告動画からは、なんとも言えない哀愁が立ち込め…「ああ、素敵な1日にはならなさそうだな」と、なんとなく察せてしまう妙な雰囲気にこちらもドキドキ。

登場人物たちが心に秘めた喜びと不安。その複雑な心境が、それぞれ表情や言葉から観て取れて、“彼”の登場は不幸の始まりであると理解できます。しかし一体何があったのか?これから何が起こるのか?

キャッチコピーである「救えるとしたら、私しかいない」この重みを含んだ言葉の意味とは何か?事件の匂いしかしない予告に、早く知りたい衝動にかられました。

因みに、ピーター・ヘッジズ監督の作品といえば前作のファンタジー映画「ティモシーの小さな奇跡」が記憶に新しいですが、“薬物依存”をテーマとした本作は、それとは異なる、かなり現実的なストーリーとなっていそうですね。

むーたん
心にポッカリと空いた穴の存在を感じさせる演出にこだわりを感じる!

主演キャストはジュリア・ロバーツ、監督の息子ルーカス・ヘッジズと共演

主演キャストはジュリア・ロバーツ、監督の息子ルーカス・ヘッジズと共演

気になる主演は、本作で”キャリアの頂点”とまで称賛された熱演が話題の、ジュリア・ロバーツさん。過去には映画「マグノリアの花たち」でゴールデングローブ賞・助演女優賞を受賞、「プリティ・ウーマン」でアカデミー賞にノミネートされ、一躍スターの座へと登りつめた大女優です。

共演するのは、監督ピーター・ヘッジズの実の息子であるルーカス・ヘッジズ。こちらもアカデミー賞にノミネート実績を持つ、世界が今最も注目する若手俳優であり、本作への出演はジュリア・ロバーツさんの推薦がきっかけとなったとのこと。

さらに、この春に公開したばかりの映画「名探偵ピカチュウ」への出演で日本でも話題となった、人気上昇中の若手女優キャサリン・ニュートンさんも出演。オーディションで監督を圧倒したという迫真の心理表現に注目です。

そして現在、映画・ドラマ・舞台など場を選ばず活躍する名俳優コートニー・B・ヴァンスが、圧倒的存在感と確かなキャリアにおいて、本作でも熱い好演を魅せてくれます。

尚、監督・脚本を務めたピーター・ヘッジズは、ルーカス・ヘッジズ実の父であり、世界中から称賛を集めた不朽の名作「ギルバート・グレイプ」の生みの親。映画「アバウト・ア・ボーイ」では第75回アカデミー賞(R)脚本賞にノミネートされ、その後、自身初の長編映画「エイプリルの七面鳥」では数々の賞を受賞した経歴を持っています。

みんなの評価&評判は?これは始まりでも終わりでもない“スリル&ミステリー”

様々な評価&評判の中から特に目立ったのは「母の姿が心に刺さる」「依存症の恐怖が描かれている」「ミステリー(スリラー/サスペンス)仕立てで面白い」といった声でした。

どこにでもある一家族の日常を切り取ったとは思えない、絶え間なく襲い来る混沌とした出来事に、驚きや感情の高ぶりを隠せなかったという方が多いようです。

https://twitter.com/ya4ro01/status/1133348343441108992

https://twitter.com/DiRRKDiGGLER/status/1134078156166483969

ただ、それ故か「胸糞悪い」「○○が可愛そう」といった意見も。なんとも言えない感情に襲われてしまった方もそれなりにいたようなので、感情が揺さぶられやすい方は注意が必要かもしれません。

見所(みどころ)「絶望的やるせなさ」に、あなたはどこまで耐えられる?

映画「ベン・イズ・バック」の見どころは、“現実に起きている真実から目を背けない”ジュリア・ロバーツ演じる母親の絶対的な愛が表現されている点ではないでしょうか。

母親に限らず、この“問題(作品テーマ)”に立ち向かうには、誰かの変わらぬ愛が必要不可欠なのかもしれません。

  1. “キャリアの頂点”ジュリア・ロバーツの熱演
  2. これが真実。“依存”の恐ろしさと身近にある“危険”とは
  3. 家族の在り方を考えさせられる…主人公たちのぶつかり合い
  4. 話題の新鋭!若手女優キャスリン・ニュートン緊迫のシーン
  5. 地獄は続くのか?長い一日の終わり、クライマックス

映画を鑑賞した後に、本作のテーマについて調べてみると様々な知見を得ることができそうです。日本人にとって馴染みの薄いことですが、「他人事ではない」と青ざめる事になるかも…しれませんよ。

映画の感想と批評(レビュー)【満足度3.5 ★★★☆☆】

映画の感想と批評(レビュー)【満足度3.5 ★★★☆☆】

「ある意味、期待を裏切られた」

映画「ベン・イズ・バック」は、筆者にとってそんな映画である。

何故そんな事をぬかすのかと言うと、筆者が一番最初に想像していたストーリーと本作は、全くもってイメージの異なるものだったからだ。本国アメリカで高い評価を受けているのもうなずける、非常に衝撃的と言わざるを得ない作品でした。

本作は、アメリカではごく当たり前に起きている“薬物依存”というテーマにおいて、フィクションとは一切思えない(思わせない)、リアルな“家族像”が表現されていると思います。そして、その家族を取り巻く環境もまた非常に辛辣に描かれています。

問題の起因は常に私たちの近くに存在し、たった一つの間違いが全てを壊し、皆を不幸にしてしまう。そんな現実から目を背けず、真っ向から撮影に臨んだのであろう、監督の熱い思いと執念を感じました。

物語が真相に近づく程に、主人公たち一人ひとりの過去や思いが見えてきて、驚いたり、怒ったり、居た堪れない気持ちになったり…観ていて何度も「うーむ…」と考えさせられる。

表情や仕草だけでこんなにも色んな感情を表現できるなんて、女優ジュリア・ロバーツさんと俳優ルーカス・ヘッジズさん2人の演技力あってこそ、成り立った物語のようにも思います。

ただ正直、本作は観る人を選ぶのではないかと思います。何せ、見る側を気持ちよくさせてやろうというタイプの娯楽映画ではなく、こうした家庭が本当に存在するのだと、現実的な問題なのだと、痛烈に訴えかけてくる映画だからです。

実際、アメリカにおける薬物依存の問題は深刻だそうで、2017年には史上最多の約7万人が過剰摂取で亡くなっているそうです。映画のテーマとして取り上げられたのには、深い意図・理由を感じます。

しかし、薬物をそこまで身近に感じていない日本人からすると、これの意味を察するには時間が掛かるし、嫌な気持ちになってしまう人もいるでしょう。(補足:日本にも薬物依存の問題はあります。アメリカほど大きな問題ではないだけです。)

感情移入し過ぎずに観賞すると、この映画が伝えようとしている問題も鮮明に見えてくるので、“良作”だと直ぐ分かるのですが、それでもこの“絶望感”には好き嫌いが分かれる気がします。なので、筆者の評価は“思っていたよりも良かった”という具合。

もしあなたが「救えるとしたら、私しかいない」というキャッチコピーを、ハッピーな意味合いで捉えて観に行こうものなら、居眠りしてたところを後ろから友人に小突かれた時の衝撃程度には「はっ!??」とさせられる事でしょう。(例えが細かいっ)

それでも、あなたが社会問題やアメリカの実情に関心があるのであれば、本作と向き合う時間は有意義なものになる筈。母親や家族像についても考えさせられるところが多いです。

筆者としては、本作で“キャリアの頂点”と評された女優ジュリア・ロバーツさんの熱演に、是非とも注目してほしいところ。混沌とした母親の心中をあそこまで表現できるのは彼女ゆえ。直々にご指名を受けたという、ルーカス・ヘッジズさんもいい味出してます。

最後に、監督ピーター・ヘッジズの過去作品の様子から本作もユーモラスな映画を想像していた筆者、このストーリーには脱帽です。なめてかかって痛い目みました。現実と向き合った良い作品。色んな映画が公開されていた中で、なんだかんだ観て良かった。

むーたん
映画でまた一つ学びを得たよ。知らない世界を知るって素敵な事だよね。

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