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宮崎駿監督引退宣言超大作!生きる意味とは?夢追う少年の姿に涙

風立ちぬは実話?登場人物や主題歌・ロケ地調査&あらすじ・感想

風立ちぬ実話説を検証!都市伝説&裏設定・菜穂子の生死論に恐怖

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むーたん
人生は波乱万丈であればある程、生きる意味を感じやすいのかもねぇ(しみじみ
アリシア
むーたん、なんかオヤジくさい!

当ページでは、2013年公開当初、世間を色んな意味で震撼させた、スタジオジブリ・宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の、基本情報や感想・レビュー、気になる主題歌やロケ地などをお伝えします。「まだ観てないけど気になる!」という方はご参考にどうぞ♪

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映画「風立ちぬ」概要・基本情報

映画「風立ちぬ」出典:© 2013 Studio Ghibli・NDHDMTK / スタジオジブリ(より引用)

ジブリ映画「風立ちぬ」は、実在した人物「堀越二郎(ほりこし じろう)」をモデルに、堀辰雄の小説「風立ちぬ」から物語の着想を得て、主人公・堀越二郎の半生を完全創作で描かいた超大作です。

宮崎駿監督はこの作品の発表と合わせ、現役「引退」を宣言しています。(※後に撤回)

【あらすじ】時は大正。大きな夢を胸に抱く主人公は、夢を叶えたいと思いながらも“ある不安”から前に踏み出せずにいました…

作品名 風立ちぬ
公開年月 2013年7月20日
興行収入 120.2億円
監督 宮崎 駿
原作 宮崎 駿/ 堀 辰雄
製作 鈴木 敏夫
出演者 庵野 秀明 / 瀧本 美織 / 西島 秀俊 / 西村 雅彦 / スティーブン・アルパート / 風間 杜夫 / 竹下 景子 / 志田 未来 / 國村 隼 / 大竹 しのぶ / 野村 萬斎
音楽 久石 譲
曲・主題歌 松任谷 由実(旧:荒井 由実)「ひこうき雲」

映画を観た感想と批評(レビュー)【満足度4.5 ★★★★☆】

映画を観た感想と批評(レビュー)【満足度4.5 ★★★★☆】
むーたん
それでは早速、観終えた感想をお伝えするよ♪

本作は、1つの大きなテーマに沿って小ストーリーがテンポよく展開されます。また、ただひたすら何かを訴えるというやり方ではなく、一人ひとりが後で考えられるようになっているのか(意図的な考察要素?)、その節々に謎が残る構成になっていました。

お陰で、観終わった後しばらくは「結局あれはこういうことだったのか?」「あの時の登場人物ははなんだったのだろう?」と、色んなシーンが頭から離れず、最終的には検索までして調べてしまいました。

一つひとつの謎を解消していく中で、一度作品を観ただけでは気づけなかった、宮崎駿監督の人柄やジブリらしさを、より一身に感じることもできました。

物語は、全体を通して「今の時代だったらなぁ」と、どうにも切ない・悲しくなる場面もありますが、とは言え「正直なところ主人公が羨ましい」と強く感じさせる、今の時代を生きる人間にとって“最大の魅力”が詰まっています。

うまい説明になるか分かりませんが…、

今の日本社会は若者にとって“夢がない”時代(世の中)だと、表現されているのをニュースや雑誌でよく見かけます。安全な暮らし・何不自由ないモノに恵まれているのに、私たちはいつも心に不安を抱え、「幸せってなんだろう?」と、頭の中をモヤモヤさせながら毎日を生きている…と。

しかしこれは、非常に極端な話だと感じます。語弊を恐れず言うと、筆者は今の時代について夢がないのではなく、「夢など抱かずとも問題なく生きていける世の中になっただけ」だと思うのです。

(※「夢を抱かない・抱けない」という言葉の裏には、時代背景などから来る筆者的持論があるのですが、社会評論ではないので割愛します。)

もし日々が、争いや災害、貧困といった悲しみに満ち溢れていたら?自分なら「夢」という希望を抱き、それを支えに生きようとするでしょう。計らずとも夢を持つことが、“生きる意味そのもの”になった筈です。人によっては、夢を失うことが死へ直結することもあったでしょう。

繰り返しますが、今の時代を生きる私たちは、夢がないわけではありません。昔に比べると、夢を見ることに「強い意味(理由)を見出す必要がなくなった」だけなのです。しかしそれが意外にも、私たちを深く悩ませてしまった。「生きる意味って何?」と。

故に、今の私たちの“真逆を地で行っている”であろう「風立ちぬ」主人公は、本作“最大の魅力”であり、その全てがキラキラと輝いて見えるのです。少なくとも筆者には、主人公が「憧れの対象そのモノ」のように光り輝いて見えました。

アニメーションでありながら、人間の“生きる意志”を非常にリアルに描いた本作は、「目的のない今の暮らしにモヤモヤしている」「夢ってなんだろう」と、心が荒み気味の方へ特におすすめします!

主要登場キャラクター&気になる配役!声優さんは誰?

ジブリのキャラクターを演じる声優さんは、いつも驚く程ピッタリで演技力の高い方ばかりですが、映画「風立ちぬ」では、どのような配役となったのでしょうか?声優さんマニアならやっぱり気になる、主要登場キャラクター&声優さん情報をご紹介します。

堀越二郎(ほりこし じろう):庵野秀明

映画「風立ちぬ」主人公・堀越二郎を演じるのは、自身も映画監督やプロデューサーとして活躍される、庵野秀明(あんの ひであき)さん。アニメ・特撮好きなら、この名を知っている方も多いでしょう。

代表作は数多く、「トップをねらえ!」「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズなど“名作”が名を連ねます。余談ですが、学生時代は大阪芸術大学の受験対策として、宮崎駿監督の絵コンテ等を見て勉強したとか。ジブリとも長い繋がりを感じますね。

里見菜穂子(さとみ なほこ):瀧本美織

ヒロイン・里見菜穂子を演じるのは、女優/歌手など幅広く活躍中の瀧本美織(たきもと みおり)さん。バンド「LAGOON」の元ボーカリストでもあります。

映画「彼岸島」にて女優デビューし、人気海外ドラマ「美男ですね」やアニメ「まじっく快斗1412」、TV番組「アナザースカイ」(2014年〜2016年)のMCなど、多岐に渡って出演されています。

本庄:西島秀俊

主人公の親友・本庄を演じるのは、俳優・西島秀俊(にしじま ひでとし)さん。ドラマ「はぐれ刑事純情派シリーズ」「あすなろ白書」「アンフェア」や映画「ニンゲン合格」「サヨナライツカ」などに出演。最高視聴率や数々の賞を受賞した、日本が誇る俳優さんの一人です。

黒川:西村まさ彦

主人公の上司・黒川を演じるのは、俳優・西村まさ彦(にしむら まさひこ)さん。大正大学表現文化学部の特任客員教授でもあります。代表作は、ドラマ「王様のレストラン」「やまとなでしこ」、映画「黒い家」など。俳優活動30周年を機に、芸名を西村雅彦→西村まさ彦へと改名されています。

カストルプ:スティーブン・アルパート

紳士・カストルプを演じるのは、かつてスタジオジブリ海外事業部の取締役部長を務め、スタジオジブリの海外展開に尽力された、スティーブン・アルパートさん。宮崎駿監督とは、仕事を超えた「友人」なのだとか!

里見:風間杜夫

ヒロインの父・里見を演じるのは、俳優/落語家の風間杜夫(かざま もりお)さん。「八重の桜」「西郷どん」と言った大河ドラマや、映画「八つ墓村」など、数多くの人気作品に出演・活躍されています。

二郎の母:竹下景子

主人公の母を演じるのは、女優・竹下景子(たけした けいこ)さん。ドラマ「女の河」「天の花と実」などの出演をきっかけに「お嫁さんにしたい女優No.1」「知性とエロス・演技力の三拍子が揃った女優」と評され、一躍有名に。俳優の関口まなとさん、関口アナムさんのお母さんでもあります。

堀越加代:志田未来

主人公の兄妹・堀越加代を演じるのは、女優・志田未来(しだ みらい)さん。人気ドラマ「女王の教室」「探偵学園Q」「小公女セイラ」などに出演。ジブリ作品には2度目の登場となっており、「借りぐらしのアリエッティ」でも声優を務めています。今、非常に勢いのある女優さんの一人です。

服部:國村隼

主人公の上司の一人・服部を演じるのは、俳優・國村隼(くにむら じゅん)さん。映画「ガキ帝国」でデビュー後、「ブラック・レイン」「釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!」などに出演。ラジオや海外映画でも活躍されています。

黒川夫人:大竹しのぶ

主人公の上司(黒川)の妻を演じるのは、女優/タレント業などで活躍中の大竹しのぶ(おおたけ しのぶ)さん。代表作はドラマ「水色の時」や映画「青春の門シリーズ」その他多数。芸能界に疎い人でも知らない人は少ない大人気女優さんですね。

カプローニ:野村萬斎

伯爵・カプローニを演じるのは、狂言師/俳優の野村萬斎(のむら まんさい)さん。狂言方和泉流の能楽師でありながら俳優や声優業もこなす。大河ドラマ「花の乱」「オリエント急行殺人事件」や映画「シン・ゴジラ」と言った人気作に多く出演し、その気品ある物腰や独特の発声で人気を博しています。

絹:渋谷はるか

ヒロインの侍女・絹を演じるのは、女優/声優の渋谷はるか(しぶや はるか)さん。舞台「罪と罰」「若草物語」「ダウト 疑いをめぐる寓話」などに出演し、2009年より文学座研究所の座員となり、映画やドラマと幅広く活躍。ジブリ作品「崖の上のポニョ」でも声優を務められています。

主題歌は歴史的名盤!荒井由実さんの「ひこうき雲」

主題歌は歴史的名盤!荒井由実さんの「ひこうき雲」

映画「風立ちぬ」主題歌は松任谷由実さん(旧:荒井由実)の「ひこうき雲」。1973年11月に発売されて以来、「日本ポップス史上歴史的名盤」と評され、一度聞いたら忘れられないそのメロディーは今尚、幅広い年齢層から根強い人気を誇っています。

松任谷由実(まつとうや ゆみ)さんとは?

ユニバーサルミュージック所属の有名なシンガーソングライター。旧名は荒井由実さん。ファンからは「ユーミン」という愛称で親しまれています。愛称だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

ひこうき雲は、そんなユーミンのファースト・アルバムの1曲であり、ジブリ映画「魔女の宅急便」でもアルバムの楽曲が採用されています。

知って損なし!ロケ地は現在も残る世界中で有名なあの場所や企業♪

知って損なし!ロケ地は現在も残る世界中で有名なあの場所や企業♪

※本項は、ロケ地情報のみの記載ですが、そこまで知りたくない方は次項「作品の見所」へスキップしましょう。

アニメ映画で登場するロケ地は基本的に「何かと何か」といった組み合わせモノが多く、現存するのか?判別が難しい場合もありますが、今回はその中でも「明らかにココだよね!」と、本作を既に見終わったファンが噂する「有力なロケ地情報」をいくつかご紹介します。

ロケ地①:三菱内燃機製造株式会社(現:三菱航空機)

日本人なら知らない人はまずいない大企業「三菱グループ」の1つ。1920年(大正9年)から始まり、今でも飛行機の開発・販売を行なっています。

所在地:愛知県西春日井郡豊山町 名古屋空港内

ロケ地②:万平ホテル

1764年に佐藤万右衛門が、旅籠「亀屋」の名で開業。以降、多くの外国人客が避暑地として長期滞在したことで、外国人向けの外観や接待が話題を呼び、国内でも非常に有名です。

所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢旧軽井沢925

ロケ地③:上高地帝国ホテル

1933年、日本初の本格的な山岳リゾートホテルとして誕生、1977年に新築されましたが、開業時のホテルを忠実に再現。トリップアドバイザーにも掲載される今も人気のホテル。

所在地:長野県松本市安曇上高地

ロケ地④:ドイツ・ユンカース社

1895年に設立したドイツの航空機・エンジンメーカーです。航空機「Ju52」は、世界中の旅客機の基になったといわれており、当時は世界最先端の技術を保持していた会社です。

所在地:現存なし(※他社と吸収合併)

見所(みどころ)は?生きる意味や登場人物の考察が楽しめる!

これから映画「風立ちぬ」を観る予定という方に、あえて見所をお教えするとすれば、以下の5つですね。最初は何も考えずに観た方が楽しいと思いますが(どんな映画でもそうですよね)、よければ参考にされてください♪

  1. 実在人物がモデルとあって全てのリアリティが高い点
  2. その時代の出来事や文化・歴史を知る勉強にもなる
  3. テーマ「生きる」とは何か?監督の思い・本髄が知れる
  4. 作中では語られない真相(考察要素)多々あり!観逃し厳禁
  5. ジブリらしい!?人生についての「名言」が数多く登場する

引退宣言!宮崎駿監督が後世に残したのは「己自身」ではないだろうか

引退宣言!宮崎駿監督が後世に残したのは「己自身」ではないだろうか

表面的には、「古き時代の美しくも切ない夢と愛の物語」だと捉えることもできる本作ですが、裏の意図を汲み取っていくと、「生きるとはどういうことか?」「夢を描く意味は?」という“問い”が見えてきます。

長らくジブリファンを続けてきた身としては、そこに「宮崎駿監督自身の生き様」を感じずにはいられません。これは、宮崎駿監督が思う“生きる意味”そのものを代弁した映画なのではないでしょうか。

それにしても、ジブリファンとしてはこんな作品残されて(良い意味で)監督引退とか許せない…。と思っていたら、結局は引退宣言が撤回されて、、、振り回されたじゃん許せない…!(戻って来てくれてありがとう監督。本当にありがとう。)

アリシア
今後のジブリ作品が楽しみだねー♪

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