

当ページでは「スタジオジブリ総選挙の結果」と「全歴代作品の興行収入」から見るスタジオジブリ人気ランキング・あらすじ/概要をサクッとまとめてご紹介!関連ページではその作品に関わる都市伝説や裏話もチェックできます。
また、ジブリ作品を視聴したい!という方向けにおすすめの「宅配レンタル」などもピックアップしています。
観たいジブリ作品や視聴方法に迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね♪
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目次:気になるタイトルへジャンプ!
スタジオジブリ総選挙の結果は?堂々の1位はやっぱりあの人気作品だった!
スタジオジブリ総選挙とは、2016年9月17日スタジオジブリ最新作「レッドタートル ある島の物語」全国公開を記念して行われたイベントです。

これまでに公開されたスタジオジブリ21作品の中から「もう一度映画館で見たい映画1位」を、みんなの投票から決定。8月13日〜 8月28日の15日間で実施されました。
映えある1位は「千と千尋の神隠し」興行収入は300億円超え
スタジオジブリ総選挙の結果、堂々の1位に選ばれたのは「千と千尋の神隠し」。2001年7月20日の日本公開以来、日本歴代興行収入(参考:ウィキペディア(Wikipedia))第1位の記録を今尚、塗り変えられず(2019年現在)、その座を守り続けています。
その功績は、第52回ベルリン国際映画祭での金熊賞を受賞し、さらに第75回アカデミー賞でアカデミー長編アニメ映画賞を受賞。同部門を受賞した「唯一の手描きアニメーション」であり「唯一の世界中で高い評価を受けている日本のアニメーション」映画です。
1位奪取については誰もが「やっぱりか!」と思ったことでしょう。
見事1位に輝いた「千と千尋の神隠し」は、2016年9月10日 〜 9月16日の7日間、全国5カ所の映画館にて再上映されました。
中間発表の上位5作品はなんだったの?なるほど納得の人気作が烈戦
ちなみに、スタジオジブリ総選挙の中間発表では、以下の5作品が上位にランクインしていることが発表されました。正確な数字は公表されていないのでランキングはありませんが、見事に歴代の人気作品が列を並べています。
- 風の谷のナウシカ
- 天空の城ラピュタ
- 魔女の宅急便
- もののけ姫
- 千と千尋の神隠し
※公開年順に並べています。
どれもジブリファンにとって思い入れの強そうな作品たち。数字が公表されなかったところを見ると、もしかすると、微差の烈戦だったのかもしれません。
今回、観たかった作品が選ばれなかった方は悔しい思いをしたかもしれませんが、非常に楽しいイベントでしたので、第2回スタジオジブリ総選挙の開催に期待したいですね!
興行収入から見る人気ランキングと知っておきたい注意点

続いては、2019年現在までに公開されている、スタジオジブリ全作品の興行収入ランキングを、あらすじ/概要と合わせてご紹介させていただきます。
興行収入ランキングは下記のサイトを参考の上、Movinia独自に作成しています。
参考元①:ウィキペディア(Wikipedia)
参考元②:日本映画製作者連盟
尚、ランキングを見られる方は、以下の点についても留意し参考にされてください。
興行収入というのは、あくまで映画館で映画を観る前の「来場者期待値」のようなものです。最初にご紹介したスタジオジブリ総選挙「千と千尋の神隠し」のように、不動の人気を誇る例外もありますが、ほとんどの場合、作品を観る前と観た後では感想が変わるもの。さらに、公開時期や放映方法によっても興行収入は異なってしまいます。
つまり「興行収入が低い=人気がない」という考えは必ずしも正しいとは言い切れません。コレからご紹介する順列についても、あくまで「興行収入から見たランキングである」という点を忘れず、読んでいただければ幸いです。
興行収入云々よりは、あらすじや感想を読んで「面白そうじゃん!」と、あなたが素直に感じた作品をご視聴されることをおすすめします。(感想などは作品毎の関連ページでご紹介しています。)
※興行収入…映画館の入場料金による収入のこと。この数字が高い程、来場者数も多かったということになります。
1位:千と千尋の神隠し (2001) 興行収入304億円

「こことは違う別世界」本作は、私たちが一度は憧れた“夢物語”へと誘います。しかしそれはただ冒険ではありません。まるで百鬼夜行の絵巻図をカラーで見せられているような世界観。おどろおどろしい生き物や、それに反して眩く光輝く古き良き街並み。いつの間にか物語に引き込まれ、感動の涙を流してしまう作品です。
因みに、本作は児童文学作家・柏葉幸子先生「霧の向こうの不思議な町」からインスピレーションを受けているそうです。千と千尋の神隠しの原点を知りたい方は、本書をお手にとってみてはいかがでしょうか。
作品名 | 千と千尋の神隠し |
公開年月 | 2001年7月20日 |
興行収入 | 304億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 宮崎 駿 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
2位:ハウルの動く城 (2004) 興行収入196億円

これまでのジブリ作品の中でも一味違った存在感を放つ、西洋ファンタジー。原作を知らないと解釈に困る部分も多いかもしれませんが、見たこともないようなデザイン・ビジュアルや、迫力ある魔法アクション・シーンには、誰もが夢中になり、心踊らされるであろう作品です。
原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」から始まる3部作・長編ファンタジーとなっており、映画「ハウルの動く城」とは異なる面白さに満ちています。本作については映画だけでなく、原作も一読されることをおすすめします。
作品名 | ハウルの動く城 |
公開年月 | 2004年11月20日 |
興行収入 | 196億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作「魔法使いハウルと火の悪魔」 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
3位:もののけ姫 (1997) 興行収入193億円

日本古来より存在する歴史・昔ばなしそのモノを象徴するかのようで、現世へと繋がる、人と自然の関係性という壮大なテーマをも感じさせる。その根本には、今の世を生きる者へのメッセージが、133分という短い中にギュッと詰め込まれている気がします。
見れば見るほど、私たち人間の愚かさ、ヒロインの悲劇、そして主人公の底なしの優しさに、何度も胸を引き裂かれてしまう作品。宮崎監督でなければこの絶望も愛も、表現はできなかったでしょう。映画「ナウシカ」とも通ずる部分を感じますね。
作品名 | もののけ姫 |
公開年月 | 1997年7月12日 |
興行収入 | 193億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 宮崎 駿 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
4位:崖の上のポニョ (2008) 興行収入155億円

荒く一言で表現するならば、ディズニー映画「リトル・マーメイド」のジブリ版。和製の人魚姫です。パッと見は「パンダコパンダ(わかる人いるかな?)」を思い出させる可愛らしいビジュアル。主題歌からも、子供向けアニメ臭を強く匂わせるけれど、ひとたび観てしまえば、その後は拍手喝采せずにいられない。
そこにあったのは、子供にだからできる純粋な恋と絆の物語。海をテーマとした、斬新なエンターテイメント作品です。
作品名 | 崖の上のポニョ |
公開年月 | 2008年7月19日 |
興行収入 | 155億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 宮崎 駿 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
5位:風立ちぬ (2013) 興行収入120.2億円

大正時代に生きるとはどう言うことだったのか、戦争、経済、災害、貧困、夢、恋、病…ただ1人の人生にその全てが詰まっていて、良い意味で常に胸が締め付けられます。日本発展の「裏」を垣間見て、今の時代に生まれた意味を深く考えさせられる作品。設計好き・飛行機好きにとっても堪らない一作です。
平成の世は夢を見ることが難しい…と、落胆する人も多いと思いますが、凛とした主人公の姿は、今出来ることを一生懸命やってみよう!と、私たちに生きる勇気を与えてくれます。
作品名 | 風立ちぬ |
公開年月 | 2013年7月20日 |
興行収入 | 120.2億円 |
監督 | 宮崎 駿 / 堀 辰雄 |
原作 | 宮崎 駿 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
6位:借りぐらしのアリエッティ (2010) 興行収入92.5億円

本作は、私たち人間の恐ろしさを、弱者の視点から辛辣に教えてくれます。一見すると、無垢で純粋なただの興味本位も、視点が変われば、それは非常に冷酷で残酷な行いであることに気づかされます。作中の人間と同じような行いをした経験がある方は、意外と多い筈。
借りぐらしのアリエッティは、どんな小さなモノにも命があることや、自分の優しさが時に偽善・残虐行為でしかないことを、人外の生き物を通して終始、伝えようとしているのではないでしょうか。「あの時こうしていれば…」なんて、最後の最後まで寂しい気持ちにさせられます。
作品名 | 借りぐらしのアリエッティ |
公開年月 | 2010年7月17日 |
興行収入 | 92.5億円 |
監督 | 米林 宏昌 |
原作 | メアリー・ノートン「床下の小人たち」 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
7位:ゲド戦記 (2006) 興行収入76.5億円

ゲド戦記は、魔法使いや竜といった「王道」を行く西洋ファンタジーです。しかし、子供が観るには明らかに解釈が難しいため、大人向けのファンタジー作品と言えます。世界観は美しく、ストーリーはどちらかと言うと、視聴者自身が想像で解釈を補うタイプの映画です。
原案の1つである小説「ゲド戦記」は、英語圏におけるファンタジーの古典とも称される程、高い評価を得ています。映画とは別物ですが、興味がある方はこちらも一読の価値ありです。
作品名 | ゲド戦記 |
公開年月 | 2006年7月29日 |
興行収入 | 76.5億円 |
監督 | 宮崎 吾郎 |
原作 | アーシュラ・K・ル=グウィン |
製作 | 鈴木 敏夫 |
8位:猫の恩返し/ギブリーズ episode2 (2002) 興行収入64.6億円

一言で表すなら、朝寝坊した女子高生がパンを加えて「チコクチコク〜☆」と、学校まで猛ダッシュしている途中で、同じく遅刻で猛ダッシュしていたイケメン男子高生と、運命的な激突を果たし「キュンッ」としてしまうやつですね。(※そんなシーンはありません)
つまりは、日本の女の子の夢がいっぱい詰まったファンタジー作品です。
同時上映された作品「ギブリーズ」は、架空のアニメーション製作会社スタジオ・ギブリで働く人々を面白可笑しく描いたショート・アニメーションです。
作品名 | 猫の恩返し/ギブリーズ episode2 |
公開年月 | 2002年7月20日 |
興行収入 | 64.6億円 |
監督 | 森田 宏幸 |
原作 | 柊あおい「バロン 猫の男爵」 |
製作 | 鈴木 敏夫 / 高橋 望 |
9位:紅の豚 (1992) 興行収入47.6億円

豚…なんですよね。豚なんですけど、異常にカッコイイ。観れば観るほどこの豚にハマってしまうので、油断は禁物です。とにかく謎が多い豚なのですが、ストーリーがそれなりに優しいので、豚の設定やその時代のことなど知らなくても十分に楽しめます。
ビジュアルで観るのを避けているという方にも、ぜひ一度は視聴してみてほしい。エンターテイメント性が高く、常にワクワクドキドキさせてくれる、男のロマンを感じる作品です。
作品名 | 紅の豚 |
公開年月 | 1992年7月18日 |
興行収入 | 47.6億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 宮崎 駿 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
10位:平成狸合戦ぽんぽこ (1994) 興行収入44.7億円

今の都会的な日本しか知らない者にとっては、こんな時代や生き物たちが本当に存在したのか?と驚かされる。面白可笑しく日本昔ばなしを聞かされているようだけれど、要所要所で私たちに「本当にそれでいいのか?」と、訴えかけてくるメッセージ性の強い、日本特有のファンタジー作品。
社会発展の裏で犠牲となったモノや、その道を選んだ筈の私たち人間ですら、本当は失いたくなかった、大切なモノがあったことに気づかせてくれます。
作品名 | 平成狸合戦ぽんぽこ |
公開年月 | 1994年7月16日 |
興行収入 | 44.7億円 |
監督 | 高畑 勲 |
原作 | 高畑 勲 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
11位:コクリコ坂から (2011) 興行収入44.6億円

忙しない毎日の中に見つけた“小さな恋”が、まさか劇薬入りのリンゴジュースだったなんて、予想だにしなかった…。一口含んでしまえば、その先は真っ暗闇。もがき苦しみながら、命尽きる前に解毒剤を探すしかない。もし自分が同じ人生だったら?そんなことを想像しては、胸の張り裂けそうになる、甘く切ない作品です。
尚、タイトル「コクリコ」はフランス語で「ヒナゲシ(花の名前)」を意味するそう。ヒナゲシと言えば、富士山・花の都公園で6月下旬~7月中旬ごろに満開のヒナゲシを見ることができますよ。「コクリコ坂から」の雰囲気が味わえるかも?
作品名 | コクリコ坂から |
公開年月 | 2011年7月16日 |
興行収入 | 44.6億円 |
監督 | 宮崎 吾朗 |
原作 | 佐山 哲郎 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
12位:思い出のマーニー (2014) 興行収入35.3億円

ジョーン・G・ロビンソン原作の児童文学「思い出のマーニー」は、非常にリアリティのある作品です。小学生くらいのお子さんだと理解しづらい部分もあるかもしれませんが、主人公の生い立ちは、今の社会においても、現実にいくらでもあり得る設定となっており、誰の心にも響くであろう、残酷だけれど優しさに満ち溢れたストーリーだと思います。
本作は、宮崎駿さん、高畑勲さん等が一切制作に関わっておらず、スタジオジブリの次世代を担う最初の作品として米林監督を筆頭とした制作チームの手でプロジェクトされたそうです。筆者的には、新しい形のジブリとして楽しむことが出来ました。
作品名 | 思い出のマーニー |
公開年月 | 2014年7月19日 |
興行収入 | 35.3億円 |
監督 | 米林 宏昌 |
原作 | ジョーン・G・ロビンソン |
製作 | 西村 義明 |
13位:かぐや姫の物語 (2013) 興行収入24.7億円

原作が日本人の誰もが知る物語とあって、本作の良さは観た人にしか分からないでしょう。主人公の「成長の日々」と「女性として生きる」その人生の中に、ジブリらしい「現代社会に対するテーマ」がしっかりと盛り込まれています。子供も大人も、それぞれの視点で楽しめる、新しい物語です。
因みに、「かぐや姫の物語」は、原作に馴染みのある日本より海外での評価が高いようです。大衆作品としてというより、美術作品として高評価を得ており、日本の古典や美といったところが、海外の方に受け入れられたのだと考えられます。
作品名 | かぐや姫の物語 |
公開年月 | 2013年11月23日 |
興行収入 | 24.7億円 |
監督 | 高畑 勲 |
原作 | 竹取物語 |
製作 | 西村 義明 |
14位:魔女の宅急便 (1989) 興行収入21.5億円

魔女の宅急便は、女の子が一度は夢見た冒険物語そのもの。少女時代のトキメキやワクワクをそのままアニメーションにしてしまったかのようなファンタジー作品。
元気でハツラツとした主人公も魅力的なのですが、主人公を取り巻く全てのキャラクターに明確な個性があるのが素晴らしい。決してサブキャラで終わらないのがジブリの良い所ですね。
夢に溢れた無垢な少女の成長を描いた本作は、これから新しい学生生活を始める方や、新社会人の方に観てもらいたい一作です。
作品名 | 魔女の宅急便 |
公開年月 | 1989年7月29日 |
興行収入 | 21.5億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 角野 栄子「魔女の宅急便」 |
製作 | 尾形 英夫 / 漆戸 靖治 / 原徹 / 宮崎 駿 |
15位:おもひでぽろぽろ (1991) 興行収入18.7億円

誰しも、社会人になると「本当に自分はこのままで良いのか…」と思い悩む時期がありますよね。「おもひでぽろぽろ」は、そんなモヤモヤとした気持ちを抱えて生きる、全ての社会人におすすめする作品です。
悩みの“解決方法”というのは人それぞれですが、本作は「自分と向き合う」ことの大切さを教えてくれます。懐かしさを感じるシーンも多く、「今本当に悩んでいる」「年齢的に節目に来ている」という方は、涙する場面もあるかもしれません。
筆者も子供の頃はこんなだったのかな?懐かしいなぁ…なんて思いながら、最後までしっかり観てしまいました。現代社会を生き抜く大人向けのストーリーだと思います。
作品名 | おもひでぽろぽろ |
公開年月 | 1991年7月20日 |
興行収入 | 18.7億円 |
監督 | 高畑 勲 |
原作 | 岡本 螢 / 刀根 夕子 |
製作 | 鈴木 敏夫 / 宮崎 駿 |
16位:耳をすませば / On Your Mark (1995) 興行収入18.5億円

読書好きには堪らない青春時代の憧れが詰まった本作。筆者はまさしく子供の頃から本の虫だったので、主人公に起こる出来事一つひとつに羨ましい物語でした。
最も素晴らしいと感じたのはその「世界観」。現実世界と主人公の頭の中が入り混じる瞬間は、こちらも心の底からワクワクし、今すぐ外へ飛び出したい気持ちにさせられます。(まぁ、現実では何も起こらないのですが…)
余談ですが、映画「耳をすませば」は「平成狸合戦ぽんぽこ」や「猫の恩返し」と繋がりのある映画となっており、それが何なのかを知った上で観ると、また違った体験ができます。ということで、筆者としては、少なくとも2回は視聴してもらいたい作品ですね。
作品名 | 耳をすませば / On Your Mark |
公開年月 | 1995年7月15日 |
興行収入 | 18.5億円 |
監督 | 近藤 喜文 |
原作 | 柊あおい「耳をすませば」 |
製作 | 鈴木 敏夫 |
※同時公開された「On Your Mark」は、宮崎駿が監督したCHAGE&ASKAの楽曲プロモーションフィルムです。
17位:風の谷のナウシカ (1984) 興行収入14.8億円

世界がどんなに素晴らしいモノだとしても、その全てを愛することはまず出来ないでしょう。しかし、本作の主人公はまさにブッダの如く愛に溢れた存在なのです。主人公の優し過ぎる生き方に、涙せずにはいられないし、自分たちの過去をも恥ずにはいられない作品です。主人公が「マジかよお前…っ」てくらい愛おし過ぎる。
尚、初めて映画を観る方は、漫画や原案などには“手を出さず”、映画から視聴することを大変おすすめします。漫画や原案に下手を出すと、物語の奥深さや細かい描写に激しい衝撃を受けることになります。割と強めの衝撃です。ご注意を。笑
作品名 | 風の谷のナウシカ |
公開年月 | 1984年3月11日 |
興行収入 | 14.8億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 宮崎 駿 |
製作 | 高畑 勲 |
18位:ホーホケキョ となりの山田くん (1999) 興行収入7.9億円

ジブリの「遊び心」といった感じの、ギャグ漫画的な映画ですね。しかし、これを舐めてかかると大変酷い目にあいます。どんな目かって?これがまた驚く程「面白い」んですよ。あと、「やっぱ家族っていいなぁ」と改めて思わせてくれます。
そして本作の特徴でもある、水彩画のような不思議なアニメ・グラフィックが非常に味があって良い。どうやって表現しているのだろうか?と、制作の裏側を見てみたくなります。そんな制作現場は当時、この作品を実現するために荒れに荒れたのだとか…。制作スタッフたちが魂込めて作った作品、食わず嫌いせず観てみると、案外ハマるかもしれませんよ。
作品名 | ホーホケキョ となりの山田くん |
公開年月 | 1999年7月17日 |
興行収入 | 7.9億円 |
監督 | 高畑 勲 |
原作 | いしい ひさいち |
製作 | 氏家 齊一郎 / 東海林 隆 / マイケル・オー・ジョンソン |
19位:となりのトトロ (1988) 興行収入5.9億円

「となりのトトロ」は、ジブリシリーズにおける名作中の名作。そのノスタルジックな世界観は、全力で田舎の実家に帰りたくさせる不思議な力があります。特に、筆者は田舎出身ということもあり、このストーリーは完全にどハマりでした。
もしご家族にお子さんがいらっしゃるなら、ぜひともみんなで本作を観て欲しい。主人公たちの深い絆や冒険心は、子供心にも“猛烈に”響く筈。また、つい忘れがちな「家族がいて当たり前」や「目に見えないモノを信じる純粋な心」を思い出させてくれます。
どんなに時代や世代が変わっても、色褪せることなく私たちの心に残り続ける、大きな魅力を持った作品です。
作品名 | となりのトトロ |
公開年月 | 1988年4月16日 |
興行収入 | 5.9億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 宮崎 駿 |
製作 | 原徹 |
20位:火垂るの墓 (1988) 興行収入5.9億円

一言で表すならば、「ただただ残酷なだけの物語」。本作は「争い」で生まれる殺伐とした世界の果ての悲しみを、現実を、私たちに突きつける。私たちはそれをただ“傍観するしかない”。あまりにも無慈悲ゆえに、しばらくの間は心に「虚しさ」がはびこり離れません。
自分は平和ボケしていたのだろうか?突然、後ろから頭をガツーンとやられたような、激しい“不意打ち”を受ける。あなたの精神がそれなりに強くないと、本作に心を引っ張られてしまうでしょう。それ程の強烈さ。
「火垂るの墓」は、今を生きる私たちに出来ることは何か?いつまでも考えさせられる、高畑監督と原作者・野坂先生が残した「不朽の名作」です。
作品名 | 火垂るの墓 |
公開年月 | 1988年4月16日 |
興行収入 | 5.9億円 |
監督 | 高畑 勲 |
原作 | 野坂 昭如 |
製作 | 原徹 |
21位:天空の城ラピュタ (1986) 興行収入5.8億円

金曜ロードショーで放送される度に、あの名セリフがSNSを支配するという偉業(?)まで成し遂げた、もはや言わずとも知れた「天空の城ラピュタ」。
スタジオジブリの記念すべき第1作目でもある本作は、西洋に見る“古典的な冒険モノ”に近いストーリーを持っている。ここまで面白いファンタジーが、当時の日本にあったこと自体が信じられません。合わせて制作された主題歌も、一度聞けば忘れることはないでしょう。
もし今だに本作を観たことがない人が存在するとすれば、それは生まれたばかりの赤ちゃんくらいなものだ。(と、思うくらいに日本を代表する作品の1つなのです)
作品名 | 天空の城ラピュタ |
公開年月 | 1986年8月2日 |
興行収入 | 5.8億円 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 宮崎 駿 |
製作 | 高畑 勲 |
22位:レッドタートル ある島の物語 (2016) 興行収入9400万円

レッドタートルは大衆向けの映画とは程遠い、分かる人にしか分からないタイプの作品。よって、本作の感想は常に「固定派」と「否定派」パッキリと2つに別れます。制作スタッフを観ても分かる通り、日本人向けと言うより、海外の西洋人たちに受けやすい作品なのではないかと思います。
兎角、イラストも物語も、全てに無駄のないシンプルな作風。起承転結はあるが、ここ一番のシーンでも、静かなそよ風を感じる。「あれ?もしかしてここは無印良品なのか?」等と錯覚させる、無機質なオシャレさがいつまでも漂っているのです。
いわばこれは美術作品に近く、淡々と流れる映像に私たちは自分で考察を入れていく必要があるでしょう。ジブリにしては非常に珍しい作品です。
作品名 | レッドタートル ある島の物語 |
公開年月 | 2016年9月17日 |
興行収入 | 9400万円 |
監督 | マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット |
原作 | マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット |
製作 | 鈴木 敏夫 |
番外編:海がきこえる(1993)テレビアニメ放映

テレビ放送されることもほとんどなく、近年は隠れた名作となりつつある「海がきこえる」。
「学生の頃ってなんであんなに恋愛が下手だったんだろう」もっと言えば、「なんて人の気持ちに鈍感だったんだろう」あの日の後悔や苦い青春の思い出、あなたは覚えていますか?
本作は、苦〜い青春時代を送ってしまった…そんなあなたにおすすめな一作。ただ、登場キャラクターには少々クセがあるため、ストライクゾーンでなかった場合、理解に苦しむ場面もあるかも知れません。…ツンデレはお好きですか?
作品名 | 海がきこえる |
公開年月 | 1993年5月5日 |
視聴率 | 17.4% |
監督 | 望月 智充 |
原作 | 氷室 冴子 |
脚本 | 丹羽 圭子 |
「スタジオジブリ」のDVD/Blu-rayなら宅配レンタルを利用する
現在スタジオジブリには、放映権の関係でVOD(動画配信サービス)での配信が行われていません。2020年2月よりNetflixにて日本・北米除いてジブリ作品を視聴できるようですが…(に、日本…は?)
参考:Netflix、2月からジブリ作品を世界配信 日本・北米除く(日経経済新聞)
つまり今のところ、国内でスタジオジブリを視聴する方法は「レンタル」か「購入」に限られるということです。
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些細なシーンにも意味がある、愛すべき存在「ジブリ」を知ってほしい

以上、ジブリ総選挙と興行収入ランキング、及び視聴方法のご紹介でした。気になる作品は見つけられましたか?
近年では、様々な人気アニメーション制作会社が登場していますが、日本アニメ映画の原点とも言える「スタジオジブリ」の作品は、アニメ好きはもちろん、全ての日本人に絶対一度は観て欲しい、私たち日本人が世界に誇るべき存在でもあります。
気になる作品や、まだ観たことのない作品があれば、ぜひとも視聴してみてくださいね!
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