

今や世界中でジャパンホラーの代表格となった“貞子”。子供の頃に映画を観てトラウマになった方もさぞ多い事でしょう(筆者の事です、はい)。そんな映画「貞子」が、まさかの現代版となって帰って来るなんて…!
これはホラー好きには大朗報。堪りません。もちろんあなたも観に行きますよね?一緒に恐怖を味わいましょう…っ////
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映画「貞子」概要・基本情報

2019年最新作、映画「貞子」を手掛けるのは「リング」「リング2」ハリウッド版「ザ・リング2」などジャパンホラーブームを巻き起こした、本シリーズ監督・中田秀夫さん。平成〜令和にかけての“現代”を舞台に、ホラーの“原点”を描きます。
【あらすじ】ある日、心理カウンセラーの元へやってきたのは“全ての記憶を無くした”不思議な少女。その少女は自分の名前すら覚えていないと言い、奇妙な事に…
作品名 | 貞子 |
公開年月 | 2019年5月24日 |
監督 | 中田 秀夫 |
原作 | 鈴木 光司「タイド」 |
脚本 | 杉原 憲明 |
出演者 | 池田 エライザ / 塚本 高史 / 清水 尋也 / 姫嶋 ひめか / 桐山 漣 / ともさかりえ / 佐藤 仁美 |
曲・主題歌 | 女王蜂「聖戦」、「feels like "HEAVEN"」 |
予告を観た感想と軽く考察。“現代風貞子”?時代の流れを感じる大ヒットシリーズ
貞子と言えば昔懐かし“ビデオテープ”ですよね!…ね?(平成生まれの方だと、ギリギリ分かるor知らない感じですかね。オフゥ…)
今は無きビデオテープですが、初めて映画「リング」(シリーズ最初の映画です)を観た時は、それはそれはビデオテープがトラウマになったものですが、そんな時代もはるか昔、今時ビデオテープなんて使わないし、初期設定・貞子は昔の存在になりつつあった所へ…“ガツン”と来た感じでしょうか。
まさかの現代版。しかも「リング」の正式な続編。そして池田エライザさんが可愛い〜っ。噂によると、あの人気コンビYouTuberも出演しているのだとか。(誰が出演するか知らないキミは、せっかくなので予測してみよう♪)
ストーリーに関しては、登場人物や呪いの伝染方法が変わっているものの、これまで(過去作品)とそこまで変わらない流れとなっていそうな印象を受けました。
そして当たり前だけれど映像が非常に綺麗ですね。ストーリー的な恐怖よりは、恐怖の対象である貞子のリアリティを上げて来たのかな?最近は3Dや4Dに凝っている様ですし、中田監督自身が「イケてる」と思うホラーを表現しているとのことで、「リング」の時とは一味違った恐怖体験となりそう。
筆者的にはストーリーの新しい展開に期待大!で、さらなる貞子のストーリーなんかが観れたら最高だなぁと考えておりますが…果たして。
原作小説は鈴木光司さん「タイド」&映画シリーズ作品早見表

シリーズ最新作となる映画「貞子」は、2013年に刊行された、作家・鈴木光司(すずき こうじ)さん執筆のミステリ・ホラー小説「タイド(角川文庫)」が原作となっています。ネタバレが平気な方は、先に小説を読んでみるのもありですね。(予告を見る限り、ストーリーは少し異なると思います。)
ついでに、せっかくなので貞子シリーズの過去映画作品一覧も記載しておきます。シリーズを見返したい!予習したい!という方はお役立てください♪
No. | 映画タイトル | 公開年月 |
---|---|---|
1 | リング | 1998年1月 |
2 | らせん(リメイク) | 1998年1月 |
3 | リング2 | 1999年1月 |
4 | リング0 バースデイ | 2000年1月 |
5 | ザ・リング(海外版) | 2002年11月 |
6 | ザ・リング2(海外版) | 2005年6月 |
7 | 貞子3D | 2012年5月 |
8 | 貞子3D2 | 2014年3月 |
9 | 貞子vs伽椰子 | 2016年6月 |
登場人物・キャスト紹介。主演は人気モデルの池田エライザさんが抜擢!

中田監督率いる伝説のチームが主演に抜擢したのは、今勢いのある女優/モデルの池田エライザさん。いわく、日本ホラー映画に不可欠な“演技力”と“フォトジェニックさ”を兼ね備えているのだそう。
確かに、フィリピンと日本のハーフである池田エライザさんは、どこから見ても映える存在ですよね。(ま、眩しすぎる…)その他キャストも、演技力の高い若手俳優・女優(子役)が勢揃い。本作を大いに盛り上げてくれそうです♪
秋川茉優(まゆ):池田エライザ
主人公・秋川茉優を演じるのは、女優/モデルなどで活躍する池田エライザ(いけだ えらいざ)さん。代表作「高校デビュー」「ReLIFE リライフ」など。2019年は本作「貞子」の他、映画「賭ケグルイ」にも出演。
石田祐介:塚本高史
石田祐介を演じるのは、俳優・塚本高史(つかもと たかし)さん。代表作「バトル・ロワイアル」「タイヨウのうた」「イエスタデイズ」など。また、「木更津キャッツアイ」「マンハッタンラブストーリー」「タイガー&ドラゴン」といった、宮藤官九郎さん脚本作品に数多く出演されています。
秋川和真:清水尋也
主人公の弟・秋川和真を演じるのは、俳優・清水尋也(しみず ひろや)さん。代表作「ちはやふる」シリーズ、「ソロモンの偽証」など。2019年は本作「貞子」の他、映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」にも出演。
少女:姫嶋ひめか
少女を演じるのは、子役・姫嶋ひめか(ひめじま ひめか)さん。代表作はCM「グリコ」など。本作オーディションでは、監督をはじめ制作スタッフ一同満場一致の大抜擢だったそうで、映画「貞子」が初の映画出演となる様です。
藤井稔:桐山漣
藤井稔を演じるのは、俳優・桐山漣(きりやま れん)さん。代表作「平成仮面ライダー」シリーズ、「呪怨 -ザ・ファイナル-」「曇天に笑う」など。映画の他、舞台やドラマ、ラジオなど多方面で活躍されています。
祖父江初子:ともさかりえ
祖父江初子を演じるのは、女優・ともさかりえさん。代表作「友子の場合」「クロエ」など。2019年は本作「貞子」の他、映画「酔うと化け物になる父がつらい」にも出演。
倉橋雅美:佐藤仁美
倉橋雅美を演じるのは、女優・佐藤仁美(さとう ひとみ)さん。代表作「海がきこえる」「砂の器」「家政婦のミタ」など。貞子シリーズ最初の映画「リング」「リング2」にも出演されています。
主題歌は女王蜂「聖戦」&「feels like "HEAVEN"」をカバー
映画「貞子」の主題歌は、女王蜂(じょおうばち)が歌う「聖戦」。あの「feels like "HEAVEN"」もプロモーション楽曲としてカバー。主題歌の「聖戦」は、哀愁漂う切ない歌詞に優しい歌声が印象的。和ロックの様な軽いメロディーが意外にも心地よく、耳から離れなくなる楽曲です。
女王蜂とは?
女王蜂は2011年にデビューした4人組ロックバンド。映画「モテキ」やアニメ「東京喰種:re」など様々な人気作品へ楽曲を提供しています。尚、メンバーは全員、本名や生年、性別、国籍など全て未公表であり、楽曲だけでなく、その謎めいたメンバーの素性も人気の理由の一つとなっている模様。
ロケ地はどこ?貞子の井戸や聖地が気になる…!

貞子ファンなら当然、知っておきたいロケ地。こちらも早速調査してみたのですが、残念ながら本作ロケ地についての情報は今現在(2019年5月)出回っていないようです。
く、悔しい…。なんか腑に落ちないので、貞子生誕の地をここではご紹介させていただきます。もし、ロケ地に関して続報があればまた更新しますね!
貞子、生誕の地「伊豆大島・差木地(さしきじ)」
最早、ご本人様が里帰り動画を公開するレベル(今時の女子かっ)なので、貞子ファンなら知っている方も多いと思われます。貞子の出生を知りたい方は是非ともリングシリーズを最初から観てくださいね!
尚、伊豆大島は観光地としても普通に有名なので、観光ついでに聖地巡礼が出来るという一石二鳥な点も最高です。
見所(みどころ)は貞子役&リアリティ、今年は4DXで恐怖体験♪

勿論ストーリーなんかも気になるところではありますが、結局のところ一番はっきりさせたいのは「今回の貞子役は一体誰なのか?」という一点に尽きる気が…。
キャストの中で一番怪しいのは“少女”ですが、はっきりと記載されていないところから察するに、「ストーリーで分かるか」「エンドロールで分かるか」のどちらかでしょうね。つまり「ウダウダ言ってないで観ろよ」という制作スタッフの圧力ですね。わかります。
因みに今年は4DXでも観られるそうですよ。3Dでもヤバかったのに、4DXってもうよくわからない次元ですね。もしかして、隣を見たら貞子が一緒に座って映画観てた…とかいう、もう触れちゃうんじゃない?っていう高次元の世界がやって来るのでしょうか。(多分違う)
まぁ、残り少ない寿命が更に縮めたいドMには最高ですね?4DX。
- どうせ観るなら4DXで。迫り来る貞子に恐怖しよう
- 20年の時を経た続編!過去リングとの違いや進展
- あの有名YouTuberが出演。あなたは気づけるかな?
- 中田監督の見る世界「イケてる」ホラーの最終結末は…
- ん?ところで貞子役は誰だったの?エンドロールを見逃すな!
せっかくだし過去作品の貞子役も書いておきますね、という話

貞子役って基本的に顔が見えないので、あまり有名じゃない人がやっているのかな?と思われがちですが、実はそうでもなかったりするんですよね。
それに、下記の表を見て分かる通り、作品毎に違う女優さんが出るという訳ではなく、何度も同役を演じている方もいらっしゃるようです。どういう基準で選ばれているのか、中々に気になるところ。
初代貞子 | 三浦 綺音 |
2代目貞子 | 伊野尾 理枝 |
3代目貞子 | 中谷 美紀 |
4代目貞子 | 伊野尾 理枝 |
5代目貞子 | 木村 多江 |
6代目貞子 | 矢田 亜衣子 |
7代目貞子 | 仲間 由紀恵 |
8代目貞子 | 橋本 愛 |
いかがでしたか?映画というものは知れば知る程、面白いですよね。ただ、本作に関してはあまり“深い入り”しない方が良いのかもしれませんが。(意味深)

映画の感想と批評(レビュー)【満足度3 ★★★☆☆】
さてさて、夏が来るのを待ちきれず、怖いもの見たさで我先にと映画館へ向かった筆者でしたが…正直なところシリーズの中で一番怖くなった(汗)ので、怖いのが苦手な方でも割と観れちゃうかもしれません。
本作はこれまでのシリーズとは打って変わって、貞子の存在感が強くて生半しい感じ。
過去作は基本、“THE・怨霊”で得体の知れない存在が地の底から迫り来るという“底知れない恐怖感”が強かった気がするのですが、今回はどちらかというと貞子に生物的な存在感があるし、ストーリーに“新しい挑戦”という部分が色濃く出た作品だったと思います。
特に印象的だったのは、以下の4つ。人間の方が怖かったかも。
- 池田エライザさんの可愛さと作品の全てをカバーするずば抜けた演技力
- 回を増すごとに強まる貞子のフィジカルとフットワークの軽さ
- やたらカッコイイタイトルやベタな演出
- 佐藤仁美さん…か〜ら〜の〜!??
何というか、これはこれで新鮮さがあって面白いけれど、ツッコミどころが満載過ぎたのが玉に瑕。
あとは、どうだろう…。やっぱり子供の頃に感じた恐怖と大人になってから感じる恐怖は違うのかな?テレビから出てくる貞子が怖かった筆者にとってはどうしても、これはちょっと系統が違うなぁという印象でした。
それでも、リングファンなら一度は観ておきたい一昨です。ただ、シャカシャカ迫り来る系が苦手な方はご注意を。今回の貞子はモチベーション高し。


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